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ドライバーの“系譜”に変化? 石川遼、新1Wは捕まるモデルで「楽をさせてもらっている」

石川遼は今シーズン、どんなクラブセッティングで戦う?

所属 ALBA Net編集部
齊藤 啓介 / Keisuke Saito

配信日時:2025年4月10日 07時00分

<東建ホームメイトカップ 事前情報◇9日◇東建多度カントリークラブ・名古屋 (三重県)◇7069ヤード・パー71>

国内男子ツアーがいよいよ開幕。オフシーズンの試行錯誤を経て、クラブセッティングに変化が見られる選手も少なくない。石川遼のバッグにも、注目すべき変更点がいくつか見られた。

【写真】石川遼の14本大公開! 顔から何からをすべて見せます

昨シーズンから全体的なセッティングの流れは大きく変わっていないものの、ドライバー、ウェッジ、パターの3点に変更が加えられた。まずはドライバーについて。

これまで使用していたキャロウェイの『パラダイム Ai SMOKE◆◆◆』から、『ELYTE(エリート) X』へと変更。これまで小ぶりで低スピンのモデルを愛用していた石川だが、新モデルは捕まりの良いドローバイアスが特徴だ。従来のドライバーの系譜とは一線を画すチョイスながら、「楽をさせてもらっている」とその特性を気に入り、バッグイン。「横のブレが少ない感じがします」と、その安定性を評価している。

以降のウッド類は、変更なし。3番ウッドは『パラダイム Ai SMOKE MAX』、そして長年スタメンを張る2本の『APEX UW』を引き続き使用し、アイアンも変わらず『APEX MB』を継続。ただし、細かな番手フローに変化があり、これまでは5番からピッチングまで同モデルを使っていたが、今季は9番までとし、ピッチングの代わりに48度のウェッジを投入している。

なかでも目を引くのはウェッジの構成だろう。2年前はウェッジ5本体制を採用して話題となったが、昨年は3本、そして今季は4本体制へと移行した。昨季軸にしていたロフト58度のサンドウェッジは、今季60度に変更され、バウンス角も8度から6度に変更された。

「ショートサイドのアプローチでは、58度では止めきれないことがあった。ロフトを2度増やして、ローバウンスにしたことで、球が跳ねたり強く出すぎたりすることがなくなった」とその意図を明かした。転がしや、“足”が使えるアプローチでは不満はなかったが、よりシビアなライからピンに寄せるシチュエーションを見据え、60度の選択に至ったという。

そしてパターも新たに変更。昨年の「三井住友VISA太平洋マスターズ」での優勝時には、オデッセイ『iX #9HT プロト』を使用していたが、オデッセイ『TENパター』にチェンジした。センターシャフト仕様の特注モデルで、市販品はブラックだが、石川モデルは一部を除いてホワイトで塗装された特別仕様。およそ1カ月前からバッグに加えられた。

このパターを選んだ一番の理由は「アドレスのしやすさ」だという。性能を追求するよりも、自分にとって構えやすいことを重視した結果、今の形状にたどり着いた。

「やり切ったと思えるスタートを切りたい」。そんな思いを胸に、今年も始まったツアーへの旅路。新たなギアとともに、開幕戦でのスタートダッシュを狙う。(文・齊藤啓介)

【石川遼のクラブセッティング】※全てキャロウェイ
1W: ELYTE X(9.5°Tour AD GC-6S)
3W:パラダイム Ai SMOKE MAX(14°Tour AD GC-7X)
3,4U:APEX UW(19,23°Tour AD UB-8X,9X)
5I~9:APEX MBツアーバージョン(N.S.PRO モーダス3 システム3 プロト)
48,52,56°:OPUSプロトタイプ(N.S.PRO モーダス3 システム3 プロト )
60°:OPUSプロトタイプ(DG EX ツアーイシュー)
PT:オデッセイ TENパター プロトタイプ
BALL:CHROME TOUR プロト

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