<ショップライトLPGAクラシック 初日◇6日◇シービューGCベイC(ニュージャージー州)◇6263ヤード・パー71>
米国女子ツアーの3日間大会は、岩井明愛が6アンダーの3位で初日を終えた。「ティショットが比較的よく、プレッシャーがあまりない状態でセカンドショットが打てたのは大きかった」。大会を中継するWOWOWのインタビューで、好発進の要因について、こう話した。
パット数は『28』で、4メートルほどのバーディパットをねじ込んだ2番パー4など、グリーン上をしっかりと得点源にもできた。3番パー5では、長いイーグルパットを1メートルに寄せて連続バーディ。「6メートル以内のパットが入って、いいスコアで回れました」と、本人も納得する部分だ。
この日は、2週前にメキシコで米ツアー初優勝を挙げた妹・千怜と同組でプレー。姉妹同組は、4月の「JMイーグルLA選手権」3日目以来、ツアー2度目だった。この時はスコアによって実現したものだが、今回は大会の意向が込められた組み合わせとあって、その注目度の高さもうかがえる。「すごくうれしい。プレー中はおのおの集中するけど、明日も一緒に回れるので、笑顔が絶えない一日にしたい」と、やはりこれも好スコアの要因になったようだ。
妹の千怜も3アンダーの20位と、上位をうかがう位置についた。「明愛がすごくいいプレーをしていたので、私も負けじと頑張りたいと思えました。一緒に回れて、いい影響を受けたと思います」。こう言うように、相乗効果もバッチリ。その結果、明愛が7バーディ、千怜が6バーディと、姉妹2人で13バーディを荒稼いだ。
午後組でプレーする2日目も、日本時間午前1時53分に2人でコースに飛び出していく。「午後スタートで風は吹くと思うけどあまり難しく考えず、自分のスイング、自分のプレーをしたい」(明愛)、「フェアウェイから打つことがこのコースは大事。ティショットを集中してクラブ選択にミスがないよう頑張ります」(千怜)とそれぞれ意気込みを語る。切磋琢磨しながらリーダーボードを駆け上がり、最終日は優勝を争う組で同組になるという展開も楽しみだ。