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米女子ツアーの『第1回リシャッフル』まで残り1試合 西村優菜、勝みなみが今後の出場権を確保するため目指すのは?

西村優菜が米国女子ツアーのポイントレースで浮上。中盤戦以降の出場権獲得にグッと近づいた。

所属 ALBA Net編集部
間宮 輝憲 / Terunori Mamiya

配信日時:2023年5月2日 09時00分

西村優菜が中盤戦以降の出場権獲得に近づいた
西村優菜が中盤戦以降の出場権獲得に近づいた (撮影:ALBA)

先週行われた米国女子ツアー「JMイーグル・LA選手権」では、西村優菜が最終日に6バーディ・2ボギーの「67」をマークし、今季の米国ツアー自身最上位となる17位タイになった。ラウンド後には「きょうのラウンドはすごく大事になると思っていた。その中で最低限自分ができることはできたと思うし、また(2週後の)ファウンダーズカップに向けて調整したい」と話したが、ギリギリの状態のなか結果を残したことになる。

西村にとってこのロスでの大会は、「苦戦していて、自分のゴルフができない難しさを感じている。そのなかで今週はいい感覚もあった」と苦しいルーキーシーズンを戦ううえで自信回復のきっかけになりそうなだけに意義深いが、それに加え中盤戦の出場権確保に向けても大きな試合だった。この結果、45ポイントを上積み。前戦の「シェブロン選手権」終了時点で101位だったCMEグローブ ポイントランキング(米国ツアーのポイントレース)を、一気に77位まで上げた。

昨年末に出場した米ツアー最終予選会(Qシリーズ)では、メンバー入りこそ果たしたものの、シーズン序盤のほとんどの試合出場が見込める20位以内を逃す24位という結果に終わっていた西村は、今季の開幕を出場優先順位161番手で迎えていた。この位置は限定的な試合出場を意味する。同じく予選会に挑み5位で通過していた勝みなみが『カテゴリー14:Qスクールトップ20』で140番手だったのに対し、西村は『カテゴリー15:Qスクールトップ21~45位』とカテゴリーは1つ下。ここまで出場した5試合も、ウェイティングから出場権を得たものが多く、マンデートーナメント参加も覚悟する厳しい状況に置かれていた。

ただ、米ツアーにも日本のリランキングのように、非シード選手を対象にシーズン途中で獲得ポイントに応じて出場優先順位が見直される『リシャッフル』という制度がある。そしてその第1回目が「コグニザント・ファウンダーズカップ」(5月11~14日)の大会終了後に設定されている。今週行われる「ハンファ・ライフプラス インターナショナル・クラウン」は通常のトーナメントではない国別対抗戦のため、西村はJMイーグル・LA選手権とコグニザント・ファウンダーズカップの残り2試合で結果を残さなければいけない立場だった。

というのも、そのリシャッフルまでに西村が目指すのは、優勝以外だと『カテゴリー8:今季のポイントランキング80位以内』。2試合で20位以上のランクアップが必要だった。ここに入ると、中盤戦以降、ほとんどの試合への出場が可能になる。西村はリシャッフル直前に、その“圏内”に滑り込んだことになる。

リシャッフルで順位を上げたい選手にとって、“80位”と“81位”では雲泥の差がある。カテゴリー8の下には、『カテゴリー9:昨季エプソンツアー(下部ツアー)トップ10』や『カテゴリー11:昨季ランキング81~100位』などが設けられており、今季ポイントランキング81位以下の選手は『カテゴリー13:今季リシャッフル』内でランクづけされることになる。“81位だから優先順位も81番手”という単純な話ではなく、再び出場試合が限られることになる。

もちろん予選会経由でメンバー入りを果たした勝もリシャッフル対象者だが、4月の「DIOインプラントLAオープン」で7位になったこともあり、現時点でポイントランキング69位(96.925pt)と少し余裕がある状況。ここまでの出場試合数は西村と同じ5試合で、うち予選落ちも2試合ある(西村は1試合)がこの位置にいるところをみると、どこかで大きくポイントを稼ぐことが重要なことを痛感する。

加算されるポイントは、通常大会の優勝で500pt、2位で320pt、3位で230ptで、20位では45pt、40位で15pt、ギリギリ予選通過で3pt程度が与えられる。現在80位のエマ・タリー(米国)は70.500ptで、ここが最低のラインになっていく。

なお第2回リシャッフルは8月の「AIG女子オープン」(全英女子)終了後に行われるため、2週後を80位以内で終えることで、向こう3カ月はスケジュールが立てやすい状況になる。西村は今週1週間のオープンウィークを挟むことになるが、「(ゴルフ以外の予定は)全然考えてなかった。あしたからまたゴルフです」と、次戦に向けての調整しか頭にない様子。「毎試合毎試合、出場資格やカットラインに追われてやっている」という苦境から抜け出すため、まずは“天王山”へ集中していく。(文・間宮輝憲)

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