<KPMG全米女子プロゴルフ選手権 事前情報◇17日◇フィールズランチ・イースト(テキサス州)◇6604ヤード・パー72>
1カ月前の海外メジャー「全米女子オープン」。竹田麗央は優勝争いの末、2位で終えた。2日目の最終ホールで痛恨のダブルボギーを喫し、優勝争いから一歩後退した時には、目には涙も浮かべていた。堂々の準優勝にも、「今年は優勝できる自信があったので悔しい」と4日間を振り返っていた。
「全米はいい位置で4日間を戦えた。勉強になったところもたくさんある。その経験を生かせれば」。苦い経験を糧に、次は“プロゴルファー世界一決定戦”に挑む。
最も学んだことは、ガマンする力。「セッティングが難しかったので、ボギーも出る。その中でうまく耐えることが大事だなと思いました」。今週の舞台は大会初開催となるフィールズランチ・イースト。広大な土地を吹き抜ける風が、スコアメークのカギを握りそう。「バーディをしっかり取れれば」と意気込む。
全米後の2試合は63位、54位と上位争いに加わることができなかった。それでも「状態はぼちぼち。試合に向けて上がっていければ」と見据えている。世界ランキングは13位、CMEグローブ・ポイントランキングは2位。大注目のルーキーが、メジャー制覇へ打って出る。(文・笠井あかり)